FAXNEWS 第323号(節税保険販売休止、サブロク協定)
2019年2月28日(木)- NEWS
今回のFAXNEWSテーマは、「節税保険の販売休止」と「サブロク協定」です。
新聞やニュースにも出ていたかと思いますが、2月13日に国税庁は生保各社に
全額損金となる定期保険の税務処理の見直しをすることを通知しました。
これに伴って、大手生保各社は経営者保険の販売を軒並み休止することとなりました。
発端は、日本生命が2017年(平成29年)に販売を開始した「プラチナフェニックス」という保険商品です。
傷害による死亡保険金に重点を置いた全額損金となる定期保険で、他社もそれに追随して類似の商品を発売していました。
まさに「節税のための保険」であり、生命保険本来の保障という観点は二の次であったため、国税庁が見直しを図るのは時間の問題であったとも言えます。
今回の見直しにより、どのような通達が発表されるかはまだわかりませんが、生命保険が今後も利益対策として使われることは変わりはないと思いますし、また、生命保険会社も損金に多く落ちる保険商品を開発し続けるでしょう。
中小企業の経営者のみなさまには、保険会社が説明してくる節税のメリットだけを鵜呑みにせずに、途中解約した場合のリスクや、計画通り退職金が支払えなかった場合のリスクなど、総合的に判断していただくことが重要だとお伝えしたい所存です。
井澤税理士事務所、株式会社AtoZ B・Sでは、顧問先の皆様に、隔週で税務関連のニュースをお届けしています。
新聞やニュースにも出ていたかと思いますが、2月13日に国税庁は生保各社に
全額損金となる定期保険の税務処理の見直しをすることを通知しました。
これに伴って、大手生保各社は経営者保険の販売を軒並み休止することとなりました。
発端は、日本生命が2017年(平成29年)に販売を開始した「プラチナフェニックス」という保険商品です。
傷害による死亡保険金に重点を置いた全額損金となる定期保険で、他社もそれに追随して類似の商品を発売していました。
まさに「節税のための保険」であり、生命保険本来の保障という観点は二の次であったため、国税庁が見直しを図るのは時間の問題であったとも言えます。
今回の見直しにより、どのような通達が発表されるかはまだわかりませんが、生命保険が今後も利益対策として使われることは変わりはないと思いますし、また、生命保険会社も損金に多く落ちる保険商品を開発し続けるでしょう。
中小企業の経営者のみなさまには、保険会社が説明してくる節税のメリットだけを鵜呑みにせずに、途中解約した場合のリスクや、計画通り退職金が支払えなかった場合のリスクなど、総合的に判断していただくことが重要だとお伝えしたい所存です。
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